実行方法
- まずは初期設定の黒から白へのグレースケールランプを、そのままゆっくり端から端まで見てください。滑らかにつながっていれば良好です。数えられる縞があるならバンディングです。
- ↑ ↓ で方向を切り替えます。放射状ランプでは同じ値が輪として描かれるため、直線の帯よりも薄い段差を見つけやすくなります。
- ← → で各原色を切り替えてください。あるチャンネルにだけバンディングが出るなら、そのチャンネルの処理系に絞って疑えます。
- 判断しづらいときは端点ピッカーを使います。暗いグレーから黒へのランプは、安価なパネルが最初に崩れやすい部分であり、ゲームや映像の暗部ディテールが実際にある場所でもあります。
実際に見えているもの
ランプは数え算です。純黒から純白までの間で、8-bit の 1 チャンネルには 254 個の中間階調があります。これを幅 2,560 ピクセルの画面に広げると、1 段あたりおよそ 10 ピクセルを受け持つ計算になります。その 10 ピクセル幅の帯が見えないのは、各段が本当に 1 レベルずつ違い、その間に余計な処理が入っていない場合だけです。GPU の出力形式、ケーブル帯域、モニター側のコントラスト補正など、信号に触るすべての段階で階調はまとめられる可能性があり、そのまとめられた部分こそがバンドとして見えます。だからこのテストでは CSS にグラデーションを描かせず、canvas にピクセル単位で直接描いています。ブラウザによっては CSS グラデーションにこっそりディザをかけ、見つけたい不具合を隠してしまうためです。
このテストの近くにある別の問題も 2 つ知っておくと便利です。OLED のグレーランプで、きれいな縞ではなくまだらな斑点が見えるなら、それはバンディングではなく近黒の均一性です。OLED テストならそこを切り分けられます。逆にランプは滑らかなのに暖色寄りまたは寒色寄りに傾くなら、それはグレーバランスです。調整ウィザードを使えば、モニター本体の設定だけで 2 分ほどで整えられます。